しかし、その後もしばらく院内で少し休んでいた。
日はとうに落ち、すっかり夜になって外は真っ暗だった。
レーシック手術前に眺めた青山の街路樹は、夜の景色に様変わりしていた。
たいていの人は、手術してすぐに帰ってしまうらしいが、
僕は、何事もなく家に帰れるか自信がなかった。
そこで2時間ほど休息すると、ようやく帰れそうな気力が出てきた。
帰る直前になって、眼を守るために「だてメガネ」を購入する。
3〜4種類あって、どれにするか悩んだが、
結局フレームの薄いタイプものを選び、院のスタッフの皆さんにお礼を言って、クリニックを出た。
ここからは1人で、自宅まで帰るのだ。
自動ドアをくぐり、外に出て小走りで最寄駅まで急ぐ。
やけに通りを行く車のヘッドライトがまぶしく、
信号の赤や青の光も、大きく見える。
レーシック手術を受けたせいだ!
視力ある人、いや以前の自分も、こんな見え方の中、帰っていったのか、などと感慨に浸る。
世の中が別世界に感じる。
レーシックは、まるで魔法のようだ。
明日の朝、太陽の光に包まれた外の世界を見るのが楽しみだ。
【レーシック手術の体験話の最新記事】


